レーザーテック株式会社レーザーテック株式会社

Engineer

Lasertec エンジニア

SUGATA
TETSUYA

管田 徹也
2018年入社
新領域創成科学研究科 
先端エネルギー工学専攻(修士)

選択基準は
自由な社風

大学院では、プラズマを発生させて計測し、宇宙の謎の解明や核融合発電に結びつける研究を行っていました。自分たちで実験用システムを製作し、新発見につながるような研究に没頭しました。また、学部生時代にはロケットサークルに所属して、自分たちで機体の製作から打ち上げまで行いました。どちらも自分の手を動かして何かをつくったり、アイデアを活かして新しいことに挑戦したりするのが面白く、就職活動ではものづくりを行うメーカーを志望しました。会社選びで重視したのは、「自らの発想を活かして自由に開発ができる社風」があること。その観点から、レーザーテックと大手メーカーに絞られ、両方から内定を得ることができました。どちらを選ぶかかなり迷いましたが、私は会社のネームバリューに頼るよりも、「個」の力で勝負したいという思いがあり、内定を貰ってから二ヶ月の熟慮の末にレーザーテックを選びました。一度担当する分野や技術領域が決まるとキャリアの変更が難しい大手メーカーと比べ、レーザーテックなら最初から様々な仕事や技術に挑戦でき、エンジニアとしてのスキルを広げていけると思ったからです。入社してみると想像以上に自由で、新人時代から機械、電気、光学、ソフトなど多彩な技術に関われることができています。

入社1年目から
アメリカ出張へ

入社一ヶ月半で、先輩と二人でアメリカへ出張をすることに。レーザーテックのエンジニアは海外出張が日常茶飯事で、新人にもそのチャンスが当たり前のように巡ってきます。現地では一ヶ月半にわたってお客様の工場(クリーンルーム)に入り、様々な最新鋭の半導体製造装置が立ち並ぶ中で、当社が開発した装置の立ち上げに携わりました。初めての海外出張は刺激的で、毎週のミーティングや現場でのお客様とのやり取りには緊張感を感じました。もちろん自分一人では何も判断できないため、業務は先輩の指示の下で行います。そこで驚かされたのが、入社10年目の先輩の知識やスキルの豊富さ、そしてその振舞いです。立ち上げた装置だけではなく、そのプロセスの周辺技術に関する膨大な知識を駆使して、お客様からの要望や質問に的確に答えながら、装置を立ち上げていく姿には圧倒されるばかりでした。早く自分もそうなりたいと強く感じましたし、入社一ヶ月半でこんな経験をさせてもらえて、仕事へのモチベーションが一気に高まった出張でした。装置が正常に作動するのを確認し、現地での作業が全て完了した際、お客様が握手を求めてきて「Good Luck!」と声をかけてくださった時には、大きな達成感を得られました。

技術とスピードへの
こだわり

入社2年目になって、現場での装置立ち上げから、開発業務の比重が少しずつ高まってきました。私は現在、装置の配線図の作成や搭載するユニットのプログラミングを手がけています。これらは学生時代には経験しなかったことです。レーザーテックは自分がやりたいと思う技術・仕事があれば、自ら手を挙げればやらせてもらえる社風があります。それまで学んだことがないテーマについては、それぞれの領域の専門家の先輩たちに都度指導を受けることができます。問題が発生したら素早く解決したいという思いが強い人ばかりで、何かあれば即座に装置へ向かう姿には驚かされます。それが当然という環境の中で、私自身も少しずつ業務スピードが上がってきたことを実感しています。私自身がこだわるのは、自分がつくった製品の使いやすさ。たとえば、装置をお客様の工場で組み立てやすいように、ネジの位置一つ、ユーザーインターフェースのボタンの位置一つにも工夫をしています。プログラムに関しても、誰が見ても理解や改修がしやすいことを優先。使う人が「これいいね!」と思ってくれるようなものづくりに挑戦中です。

掛け算の発想で新たな
価値を生み出す

目標としているのは、お客様を「おッ!」と思わせることができるような、新しい価値を提供できるエンジニアになること。他人と同じことをしていては、新しいものは生みだせません。そこで私が大事にしているのが掛け算の発想です。レーザーテックにはそれぞれの技術分野で、非常に高度なスキルをもつエキスパートが揃っています。AとBというそれぞれの分野でトップになるのは難しくても、複数の分野の技術を掛け合わせることで、Cという新しい価値を生みだし、お客様の期待を超えていけると思うのです。そうすることで、オンリーワンの存在になることが私の夢です。今まで以上にスキルを広げることが必要なので、一度経験して習得した業務は後輩や協力会社の方々に引継ぎ、自分自身は新しい仕事に挑戦して新たな知識を吸収できるように日々取り組んでいます。また、外部の研修やセミナーに参加して、社内だけでは学べない新しい技術も取り入れながら、新しい発想ができるエンジニアを目指していきます。